山形県は全国で最もラーメン消費量が多いことで知られるラーメン王国。
その中でも米沢市は100軒を超えるラーメン店が軒を連ねる激戦区として、ラーメン好きの間では有名です。
今回は、そんな米沢のラーメン店の中でも人気ナンバーワンの「そばの店 ひらま」を訪問してきました。
米沢ラーメンってどんなラーメン?
本題に入る前に、米沢ラーメンについて少しご紹介します。
米沢ラーメンの歴史は約100年前、1920年代の大正中期にまで遡ります。
当初は米沢に住む中国人が屋台で始めた中華そばが原形だったそうです。
その後、東京の精養軒で修行したコックが「手揉み」による縮れ麺を考案するなど、改良が重ねられて現在の形になったとのこと。
米沢ラーメンの最大の特徴は、細打ち縮れ麺とあっさりとした醤油味のスープです。

鶏ガラや煮干しをベースにした、毎日食べても飽きない優しい味わいが人気の秘密なんですね。
興味深いのは、米沢市内のほとんどのお店で「ラーメン」ではなく「中華そば」と呼んでいることです。
この呼び方にも、長い歴史と地元への愛着が感じられます。
田んぼの真ん中に現れる行列の正体
さて、いよいよ本題の「そばの店 ひらま」です。
お店は米沢市浅川にあります。
最寄駅はJR米沢駅の一つ隣にあるJR置賜駅(おいたまえき)。

最寄りといっても、「そばの店 ひらま」まで徒歩20分ほど。

直線の道路に出ると、周囲は一面の田んぼ。

「本当にこんな場所にあるの?」と思いつつ、Googleマップ先生の指示に従いながらひたすら歩く。
すると、道路の左側に見えてきました!

訪れたのは平日の昼前。

到着した時間は開店11時の30分前。

もちろん一番乗り!
「ちょっと早すぎるか」と思ったけど、他にやることもないので、早めに行って待つことにしたのです。
しかしその5分後には次のお客さんが並びにきました。
時間が経つにつれ、列が伸びていきます。
開店直前には30名弱の行列に。
地方のラーメン店だと、人気店で行列ができるとしても、平日は開店5分前くらいから。
それを考えると平日で、かつ田んぼのど真ん中にある「ひらま」の行列が、他ではあり得ない状況で形成されていることが分かります。
60年以上続く製麺所直営の強み
「そばの店 ひらま」は1960年に製麺所として開業。
1972年からラーメンの提供を始めたお店です。
つまり、今年で創業60年以上の老舗なんです。
製麺所が直営しているだけあって、麺へのこだわりは並大抵ではありません。
実は、米沢市内の複数のラーメン店に麺を卸している「平間製麺」としても有名で、この麺を使うお店は「ひらま麺四天王」と呼ばれることもあるそうです。
店内に入ると、カウンター越しに厨房が見えます。

そこで店主が、茹でる直前に麺を手でムギュッと揉んでいる姿が目に入りました。
この一手間が、あの独特の縮れを生み出しているんですね。
いざ実食!中華そば750円の衝撃
メニューはシンプルで、中華そば750円を基本に、みそラーメンや大辛みそラーメン、チャーシューメン、タンメン、激辛ラーメンなどが並びます。

「麺を食べてほしい」というお店の想いが伝わってくるラインナップです。

僕は王道の中華そばを注文しました(連食予定でもあったので)。
数分後、目の前に運ばれてきたのは、透明感のある黄金色のスープに細い縮れ麺が踊る、まさに米沢ラーメンの教科書のような一杯です。

まずはスープをひとすすり。


激うま!
鶏ガラと煮干しのバランスが絶妙で、あっさりとしながらも奥深い旨みが口いっぱいに広がります。
この後、他の有名店2店でも米沢ラーメンを食べたのですが、他の店舗はもっとあっさりしたスープでした。
おそらくそっちが本来の米沢ラーメンのスープなのでしょう。
それに対し「ひらま」のスープは、本来のスープをベースに独自のアレンジを加えていると思われます。
キレがあって本当に美味しいスープ!
そして麺です。

細く縮れた麺は、予想以上にツルツルとした食感で、スルスルと喉を通っていきます。
手揉みによって生まれた縮れがスープをしっかり絡め取り、一口ごとに満足感が高まります。
チャーシューも重すぎず、メンマも食感が良く、すべてが調和した完成度の高い一杯でした。
普通盛りでも麺量は180gほどあり、食べ応えも十分です。
米沢ラーメン有名店を訪ねるなら「ひらま」は外せない
あっという間に食べ終わり、外に出るとまだまだお客さんは並んでいました。

けど少し時間をずらすと、スムーズに入店できるかもしれません。
「そばの店 ひらま」は、米沢ラーメンのおすすめ店を探している方、米沢ラーメンの有名店を巡りたい方には絶対に外せないお店です。
ラーメンWalkerグランプリ2018では山形総合2位に輝いたこともあり、その実力は折り紙付き。
米沢ラーメン四天王の一角として、また「ひらま麺四天王」の本家として、多くのファンに愛され続けています。
この後、さらに米沢ラーメン2店舗へ行きましたが、僕個人の好みでは「ひらま」が米沢ラーメンで一番のオススメです!
あと、店主さんがとても腰が低くて親切!
超人気店なのにあの姿勢は素晴らしいと感銘を受けました。
米沢ラーメン屋巡りの楽しみ方
米沢市内には本当にたくさんのラーメン店があり、それぞれが個性的な味を提供しています。
「ひらま」で米沢ラーメンの頂点を味わったら、ぜひ他のお店も巡ってみてください。
「熊文」や「かわにし食堂」など、米沢ラーメンの名店は数え切れないほどあります。
同じ「米沢ラーメン」というカテゴリーでも、お店によってスープの味わいや麺の食感が微妙に異なり、その違いを楽しむのが米沢ラーメン巡りの醍醐味です。
訪問情報とアクセス
店名:そばの店 ひらま
住所:山形県米沢市浅川1314-16
営業時間:11:00~14:00(スープがなくなり次第終了)
定休日:水曜日
駐車場:約20台(店舗前、道路向かい、店舗裏に分散)
アクセス:JR置賜駅より徒歩約20分
おわりに
米沢のラーメンを語る上で絶対に欠かせない「そばの店 ひらま」。

田んぼの真ん中という立地ながら、その味を求めて県内外から多くの人が訪れる理由がよくわかりました。
派手さはありませんが、確実に心に染み入る味。
それが米沢ラーメンであり、「そばの店 ひらま」の魅力です。
米沢ラーメンを代表する店。
米沢を訪れた際は、ぜひ一度足を運んでみてください。
行列の価値がある一杯が、あなたを待っていますよ。
今回、米沢ラーメンはさらに2店舗訪問しています(熊文、かわにし食堂)。
近いうちにそちらのブログも掲載します。
米沢ラーメンブログをお探しの方、米沢のラーメン巡りを計画している方の参考になれば幸いです。
それでは、素敵なラーメンライフを!
おまけ|無人駅の乗り方
「そばの店 ひらま」の最寄駅であるJR置賜駅は無人駅です。
駅員さんがいないのはもちろん、なんと切符の券売機もなければ、Suicaも使えません。

おい、どうしたらええんじゃ!
と思う方もいるかもしれませんので、ご案内します。
置賜駅があるJR奥羽本線の無人駅の場合、駅の入り口に「乗車証明書発行機」という発券機があります。

この発券機から「置賜駅で乗りましたよ〜」という証明書が発券されます。

この証明書を「必ず」発券してください!
なぜなら、これがないと始発駅から乗車した運賃を請求される可能性があるからです!!!
ちなみにこの証明書を提出して運賃を精算するのは有人駅。
今回の場合ですとJR米沢駅。
米沢駅に着いたら、有人の改札口へ向かい、駅員さんにこの証明書を渡すことで、その場で置賜駅から米沢駅までの運賃を現金で払うことになります(在来線はSuica不可)。
これで無人駅の置賜駅突破は完璧!
ぜひ最高の米沢ラーメンを楽しんできてください😊



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