【和歌山一人旅】清乃 近鉄百貨店和歌山店|こってり和歌山ラーメンの名店が駅ナカに!

清乃 和歌山県

「和歌山ラーメン」と聞いて、ピンと来る人はどれくらいいるでしょうか。

関西のラーメン好きの方なら「井出商店」を思い浮かべるかもしれません。

でも地元・和歌山の人に聞けば、必ず名前が挙がるのが「清乃(せいの)」です。

今回は、その人気店の分店「清乃 近鉄百貨店和歌山店」に行ってきました!

和歌山ラーメンとは?その歴史と特徴

まずは改めて、少し「和歌山ラーメン講座」を。

和歌山ラーメンは、戦後まもなく屋台から始まったご当地ラーメンです。

豚骨醤油ベースのスープに、細めのストレート麺

上にはチャーシュー、ネギ、メンマ、そしてゆで卵。

一見すると博多ラーメンにも似ていますが、和歌山ラーメンはより“まろやかで深みのある”醤油感が特徴です。

地元では「中華そば」と呼ばれ、昭和の時代から庶民の味として愛されてきました。

かつては和歌山市内に屋台がずらりと並び、飲み会帰りのサラリーマンや学生で深夜までにぎわっていたそうです。

今ではその味を引き継ぐ名店が多数あり、「和歌山ラーメン=濃厚豚骨醤油」というイメージが全国に広がりました。

「清乃」とは?有田発の超人気ラーメン店

さて、今回訪れた「清乃」は、もともと有田市に本店を構える超有名店。

店主の原田さんが、地元の食材と独自の技法で作り上げたラーメンは、食べログ百名店の常連でもあります。

ラーメン好きの間では「清乃=和歌山ラーメンの最高峰」と評されるほど。

その清乃が、和歌山駅直結の近鉄百貨店に出店したのがこの「近鉄百貨店和歌山店」

アクセスは抜群で、観光客でも気軽に立ち寄れる場所にあります。

駅構内の百貨店という立地ながら、味は本店にまったく引けを取らないと評判です。

僕も「これは行かねば!」と寄ってみました。

お店の雰囲気:百貨店なのに本格派!

百貨店のレストラン街といえば、どこか“上品すぎる”印象がありますが、清乃は違います。

厨房からは豚骨の香りがほんのり漂い、カウンター席中心の店内はラーメン屋そのもの。

清潔感がありつつも、どこか懐かしい雰囲気。

平日の昼過ぎに訪れたのに、席はほぼ満席。

さすが和歌山駅直結の人気店です。

並んでいるお客さんの年齢層も幅広く、サラリーマン、学生、観光客までさまざま。

地元民にも観光客にも愛されているのがよく分かります。

いざ実食!「こってり和歌山らーめん」

今回注文したのは看板メニューの「こってり和歌山らーめん」

着丼した瞬間、思わず「うわっ、濃い!」と声が出そうになります。

スープの表面には豚骨の旨みがぎゅっと詰まった脂が浮かび、見るからに濃厚。

でもレンゲを口に運ぶと、意外にもスッと飲めてしまうんです。

濃厚なのにしつこくない。

これぞ「清乃」の真骨頂でしょう。

醤油のキレと豚骨のコクが絶妙で、思わず“ご飯ください”と言いたくなる味。

麺は中細のストレートで、スープとの絡みが抜群。

チャーシューは厚切りでトロトロ。

噛むというより、ほぼ溶けます。

そしてこのチャーシューの脂の甘みが、スープの塩味をやわらげてくれる。

まるでシンフォニーのような一体感。

気づけばスープを最後まで飲み干していました。

ダイエット中だったはずなんですが、まぁ旅先ということで…)

和歌山駅で味わう“本物”の一杯

「清乃 近鉄百貨店和歌山店」の魅力は、何といっても立地と再現度。

地方の名店の味が、電車を降りてすぐの場所で味わえるのは本当にありがたい。

出張帰りや観光の締めくくりにもぴったりです。

ちなみにメニューには「煮干しブラック」「丸鶏ブラック」「鯛だし丸鶏塩ラーメン」など、バリエーションも豊富。

どれも評判が高いので、次回は別の味も試してみたいところ。

まとめ:「清乃」は和歌山ラーメンの“現在地”

和歌山ラーメンというと「昔ながらの屋台の味」を思い浮かべがちですが、清乃はその伝統をベースに、現代的なアレンジで進化を遂げた名店です。

“濃厚だけど繊細”“パンチがあるけど上品”という、まさに絶妙なバランス。

和歌山駅周辺で「おすすめのラーメン」「人気の有名店」を聞かれたら、迷わずこの「清乃 近鉄百貨店和歌山店」を推します。

観光客も地元の人も、ぜひ一度“和歌山の味の頂点”を体験してみてください。

熊野古道と熊野三山を歩く|心が洗われる“祈りの道”へ

今回の和歌山訪問の一番の目的は、世界遺産「熊野古道」を歩ること。

和歌山県を代表するこの古道は、かつて都から熊野三山へと向かう“祈りの道”として栄えた参詣路。

僕の熊野古道のスタートはJR紀伊勝浦駅からバスに乗って大門坂へ。

そこから石畳の坂道や杉木立のトンネルを歩いていると、まるで時間がゆっくり流れているような気がします。

途中には苔むした石段や古い茶屋跡などが点在していて、平安の昔から多くの人々がここを通ったことを感じさせます。

急な坂に息を切らせながらも、どこか心地よい疲れ。

自然の中で「ただ歩く」ことが、こんなにも贅沢な時間だとは思いませんでした。

そして、目的地の熊野三山熊野那智大社熊野本宮大社熊野速玉大社へ。

三社それぞれに個性があり、那智では滝とともに感じる神聖さ、本宮では厳かな空気、速玉では開放感、がありました。

特に那智の滝を背景に立つ朱色の三重塔は、まさに絵はがきのような絶景です。

古道を歩き、三山を巡ることで、不思議と心が整っていく感覚がありました。

観光というより「旅」という言葉がぴったり。

熊野古道は、ただの観光地ではなく“人生のリセットボタン”のような場所かもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました