【燕三条一人旅】「杭州飯店」訪問記|燕三条ラーメンの聖地【新潟県】【燕市】

杭州飯店 新潟県

僕が燕三条ラーメンの存在を知ったのは、JR御茶ノ水駅の南側にある「なおじ」というお店。

なぜお店に入ったのか記憶はないのですが、煮干し醤油・そして背脂の組み合わせが僕の好みにとても合い「いつか本場で食べてみたい」とずっと思っていました。

そしてかねてからの念願を決行!

JR燕三条駅を降り、JR弥彦線に乗り換え2駅目。

西燕駅で降りた先に向かったのは「杭州飯店」

燕三条系ラーメンの総本山と言えるお店です。

この日は平日の夕方16:45ごろに到着。

ラッキーなことに僕が一番乗り。

けど休日だと行列をなし、閉店時間前に終了となることもあるそうです。

話は変わりますが、かつての職場にいた長岡出身の同僚に教えてもらうまでは「燕三条市」という市が存在するのだと思っていました。

実際は「燕市」「三条市」がそれぞれあるとのこと。

その同僚に聞いた話だと、新幹線の駅を作る際「燕三条駅」にするか「三条燕駅」にするか、結構揉めたそうです😅

燕三条ラーメンの歴史

背脂ラーメンはどうして生まれたのか?

その答えは、燕三条の土地柄にあります。

燕三条は金属加工の街

鉄を削り、ハンマーを振り下ろす職人たちが働く工場が立ち並んでいます。

そんな肉体労働の現場で「とにかく腹いっぱい食べられる、冷めにくくて力が出るラーメンが欲しい」というニーズがありました。

そこで誕生したのが、極太麺×煮干しスープ×背脂たっぷりという組み合わせ。

背脂はスープの表面を覆って湯気を閉じ込め、冬でも最後まで熱々をキープ。

極太麺は冷めても伸びにくく、ガッツリ食べ応えがあります。

さらに煮干しベースのスープが、背脂の甘みと絶妙なバランスを保つ。

こうして「燕三条ラーメン」という唯一無二のご当地ラーメンが誕生しました。

つまり、燕三条ラーメンは職人たちの胃袋を満たすための知恵と工夫の結晶なのです。

店内から漂う「杭州飯店」の風格

さて、聖地「杭州飯店」へ。

入口に立つと、背脂の香りがすでに風に乗ってやってきます。

思わず「ここが本場の背脂ラーメンの発電所か…」と心の中でつぶやきました。

店内は清潔感のある昭和レトロな雰囲気。

テーブル席と座敷席があり、かなりの人数が入りそう。

席に案内され「大盛りそば」+「玉ネギ増」を注文。

「飯店」という名称どおり、さまざまなメニューがあります。

「杭州飯店」のラーメンの特徴

ほどなくして着丼。

丼を覗いた瞬間、思わず笑みがこぼれました。

「ついに本物が食べられるぞ」と。

スープの表面が淡褐色背脂で覆い尽くされています。

レンゲでそっとすくうと、背脂の下から煮干しスープが現れました。

ひと口飲むと…うまい!見た目のヘビーさとは裏腹に、意外とスッキリ。

煮干しの風味がガツンときたかと思えば、背脂の甘みがまろやかに包み込み、クセになる味わいです。

さらに極太麺。箸で持ち上げるとズッシリと重く、口に運ぶとワシワシとした食感。

噛むほどに小麦の香りが広がり、スープとの相性は抜群です。

これぞ燕三条系ラーメンの完成形

トッピングの玉ねぎのみじん切りがまたいい仕事をしています。

背脂のコクを玉ねぎのシャキッとした辛味がリセットしてくれる。

無限に食べ続けられそうなバランス感。

背脂ラーメンに餃子という誘惑

そして杭州飯店といえば「餃子」も外せないようです(僕は注文しませんでしたが)。

他の方のレビューによると、一般的な餃子の1.5倍サイズ。

皮は分厚く、パリッと焼かれ、中からは肉汁があふれ出す。

背脂ラーメンと並べて食べると、もう胃袋の限界を軽々と飛び越えちゃいそうですね。

胃袋に余裕のある方は、ぜひ中華そばと一緒に召し上がってみてください。

人気の理由とおすすめポイント

杭州飯店が人気であり続ける理由は明白です。

唯一無二の背脂ラーメン

背脂の量、煮干しスープ、極太麺、この三位一体は他では味わえません。

燕三条系の源流

ここで食べれば「燕三条ラーメンってこういうものか!」と一発で理解できます。

観光気分も味わえる

燕三条という地域の文化と一緒に楽しめるのも魅力。

工場見学や温泉とセットにするのがおすすめです。

観光客も地元民も、背脂に魅了される。

だからこそ長年にわたり「おすすめの背脂ラーメン」として君臨し続けているのだと思います。

まとめ

今回訪れた「杭州飯店」は、まさに背脂ラーメンの聖地でした。

燕三条ラーメンの歴史を背負いながらも、今もなお進化を続け、全国からラーメンファンを集める人気店。

背脂たっぷりなのにしつこくない、不思議なバランスの一杯は、一人旅の思い出に強烈なインパクトを残してくれました。

燕三条を訪れるなら、観光と合わせてぜひ「杭州飯店」でラーメンを。

雪のように舞い降りる背脂に包まれながら、きっとあなたも「これが本場の燕三条系か!」と唸ることでしょう。

ストックバスターズ燕店へ行ってきました!

燕三条といえば金属加工の街

スプーンやフォークなどの洋食器はもちろん、包丁やキッチン用品や工具まで、世界に誇るモノづくりの拠点です。

そんな燕市で見逃せないスポットが「ストックバスターズ 燕店」です。

アウトレット感覚で楽しめるお買い物

ストックバスターズは、燕三条の地元メーカーのキッチン用品や雑貨を、アウトレット価格で購入できる直売型ショップです。

ちょっとした傷や過剰在庫などが理由で市場に出せなかった商品が並んでいますが、品質は一流。

Amazonもビックリの驚くほどリーズナブルな価格で手に入ります。

店内には鍋、フライパン、包丁などのキッチンツールから、カトラリーや生活雑貨まで所狭しと並んでおり、まるで宝探しをしているような気分になります。

さすがに有名ブランドの包丁はお高めでしたが、それ以外ではびっくりするくらいお安い商品も。

旅行のお土産にもおすすめ

「実用的なお土産を持ち帰りたい」という方には特におすすめ。

燕三条クオリティのキッチン用品をお得に購入できるのは、地元に足を運んだ人の特権。

タクシーの運転手さんが「観光バスも立ち寄る」と言っていたほどのお店です。

アクセス

「ストックバスターズ 燕店」はJR燕三条駅から車で約10分。

行くなら車かタクシーですかね。

駐車スペースはたくさんあります。

近くにはラーメンの名店も多いので、グルメとショッピングを一緒に楽しむコースもおすすめです。

杭州飯店からは車で10分弱。

まとめ

燕三条観光の際は、ラーメンを食べるのはもちろんですが「ストックバスターズ 燕店」でのお買い物もぜひ計画に入れてみてください。

掘り出し物を見つけるワクワク感と、お得に一流の品を手に入れられる満足感。

燕三条のモノづくりの力を感じられるスポットです。

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