熊本、一度行ってみたいと思っていました。
阿蘇山をバイクでツーリングしてみたいな〜と。
けどいきなりバイクを持っていくのはハードルが高いので、今回は熊本市へ。
有名な熊本ラーメンも食べなきゃね。
東京で食べられる熊本ラーメンのチェーン店、桂花ラーメンは何度も食べたことがあります。
今回訪問したのは超有名店「熊本ラーメン 黒亭 本店」です。
熊本ラーメンの魅力とは?
熊本ラーメンは、九州のご当地ラーメンの中でも独自の進化を遂げた存在です。
スープはまろやかな豚骨ベースに鶏ガラを合わせ、濃厚すぎずクリーミー。
さらに最大の特徴が、焦がしニンニク油(マー油)。
香ばしく、黒く浮かぶマー油が全体の味わいを引き締めてくれます。
また、麺は中太のストレート麺が主流で、コシと喉越しのバランスが絶妙。
福岡のとんこつラーメンが「替え玉ありき」の軽快さだとすれば、熊本ラーメンは「一杯で満足感がある」重厚な一杯と言えます。
「黒亭本店」で味わう熊本ラーメンの原点
熊本駅から徒歩10分ほど。
1957年創業の老舗「黒亭(こくてい)本店」は、熊本ラーメンの元祖とも言える名店です。
暖簾をくぐると、昔ながらの木の温もりを感じる空間と、香ばしいニンニクの香りが鼻をくすぐりました。
地元客と観光客が入り混じる店内は、活気にあふれています。
今回は連食予定だったので、普通の「ラーメン」を注文。

黒マー油が主役の絶品とんこつラーメン
運ばれてきた一杯は、まさに“熊本ラーメンらしさ”を凝縮したビジュアル。
表面に浮かぶ黒いマー油と、まろやかなとんこつスープが美しく調和している。
まずはスープを一口。
ニンニクの香ばしさがガツンと広がるが、まろやかでクセがない。
中太麺はスープとの絡みも良く、程よい弾力で食べごたえあり。
そして、旨味たっぷりのチャーシューが加わることで、満足感は一気に頂点へ。

ラーメンと旅の記憶
食べ終えたあと、ただ「おいしかった」では終わらない余韻が残ります。
熊本ラーメンの個性、黒亭の歴史、それらを味わう自分の一人旅の記憶──
すべてが一杯のラーメンに詰まっていたように思います。
その足で熊本城方面へ。
風に吹かれながら城下町を歩くと、ラーメンと旅がひとつの思い出に変わっていくのを感じました。
黒亭本店|店舗情報
- 店名:熊本ラーメン 黒亭 本店
- 住所:熊本県熊本市西区二本木2丁目1-23
- アクセス:JR熊本駅から徒歩約10分
- 営業時間:10:30~20:30(定休日:第3木曜)
- 主なメニュー:玉子入ラーメン、豚そぼろ入りラーメン、昔ながらのモモチャーシューメンなど
- 特徴:熊本ラーメンの代表格。焦がしニンニク香る豚骨スープが絶品
まとめ:ご当地ラーメン好きなら一度は行くべき
九州のとんこつラーメンと言えば博多が有名ですが、熊本ラーメンの奥深さと香ばしさは、まったく別の魅力があります。
一人旅でふらっと立ち寄るには、最高のラーメン体験でした。
旅とラーメンが好きな人には、ぜひ「黒亭 本店」で熊本の味を堪能していただきたいです。
熊本市動植物園へ

熊本へ来てまで動物園?
そう、熊本市動物園には僕が好きなホッキョクグマがいるのです。
札幌生まれの「マルル」。
とくしま動物園に住む「ポロロ」と双子の姉妹です。
マルルは今となっては日本最南端に住むホッキョクグマとなりました。

メスのマルルですが、繁殖は厳しそう。
なぜなら日本国内ではオスのホッキョクグマが圧倒的に不足しているから。
かつてホッキョクグマの主な輸入元はロシアでした。
日本とロシアとの関係が今のようになってからは、もちろんホッキョクグマの輸入なんてできません。
そんなわけで日本の動物園におけるホッキョクグマの存続はある意味、危機的状況なのです。

けどそれは人間の都合。
ホッキョクグマ当人(当熊?)たちは、美味しいものを食べて、穏やかに過ごして天寿を全うしてくれれば、それでいいのだと思います。
今後のマルルの末永き安穏を心から願っています。


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