【函館一人旅】あじさい 本店|五稜郭の近くで出会った、函館塩ラーメンの真髄【北海道】

あじさい本店 北海道

旅行好きの僕でも、ここ数年の夏はあまり旅行へ行く気がしません。

なぜなら猛暑だから☀️🥵

汗かきの僕は夏の観光地を歩いていると超汗だくになり、電車やバスに乗ると自分の汗のニオイが気になるのです。

かといって旅行に行かないと日常のストレスは解消できない…。

どこか北の方で行ったことない観光地はないかな?

そういえば函館には行ったことがありませんでした。

というわけで今回は函館を訪問。

そして函館ラーメンと言えば塩ラーメン

その中でも全国的に有名な「あじさい 本店」へ訪問しました。

なぜ函館は“塩ラーメン”が主流なのか?

函館は、北海道三大ラーメン(札幌・旭川・函館)のうち唯一、塩ラーメンが主役。

その背景には、19世紀末からの開港都市ならではの華僑の影響があります。

広東(カントン)出身の人々が持ち込んだ透明な清湯(チンタン)スープが、当地のラーメン文化の原点とされているのです。

函館ラーメンは、昆布、鶏ガラ、豚骨、煮干し、ホタテ貝柱などの素材を丁寧に炊き上げたクリアなスープが特徴。

雑味を抑えながらも深いうま味を感じさせる味わいは、まさに“気品あるあっさり派”の代表格です。

麺厨房あじさい本店の特徴

創業は1930年(昭和5年)と、90年以上の歴史を誇る函館を代表する老舗。

地元民はもちろん、観光客からも「函館=あじさい」という認知度の高さを誇ります。

◎ 塩ラーメン(看板メニュー)

  • 驚くほど透き通ったスープ:鶏ガラ・豚骨・昆布・煮干しなどをじっくり煮出し、雑味を抑えてクリアに仕立てた清湯スープ。
  • 中細ストレート麺との相性抜群:岡田製麺の特注麺で、スープに吸い付くように絡みます。
  • 彩り豊かなトッピング:チャーシュー、メンマ、なると、お麩、ゆで卵、かいわれが華やかに盛り付けられ、まるで芸術品のような見た目も魅力。
  • 卓上オリジナル調味料:蝦夷ラー油や蝦夷油胡椒など、独特の味変アイテムも評判です。

他の方の訪問レポートによると、出てくるスピードの速さに驚くと同時に、丁寧な仕事ぶりに感動したとのこと。

湯気の向こうで職人の矜持が光る実例です。

7月の暑さを忘れさせる、清らかで深い一杯

函館といえども7月は暑く、歩き疲れた昼下がり。

20名ほどの行列で遠くから見てもすぐに分かるあじさい本店。

入店後は2階のカウンターへ。

それほど待つことなく運ばれてきた一杯は、まるで澄んだ湖面のようなスープに、黄色い麺、半熟卵とナルトが映え、見た目も鮮やか。

食べると、すっきりとした口当たりの中にじわりと広がる深いコクに驚きました。

脂分は控えめですが、旨味は十分。

細麺と絡むことでスープ自体が引き立ちます。

トッピングのお麩はスープを吸い、しっとりとした食感。

かいわれの辛味が爽やかにアクセントを与えてくれます。

総括:函館塩ラーメンを語るなら、まずは「あじさい」

  • 🇭🇰 開港都市の食文化として根付いた塩ラーメン
  • 👑 90年以上続く老舗の矜持
  • 🍜 美しく澄んだスープと上質な旨味の融合
  • 🍥 細部に宿る丁寧な仕事と職人のこだわり

函館に訪れたら必ず立ち寄りたい一軒。

特に「あじさい」においては、その歴史と品質、職人の誇りが一杯に宿っていると感じられます。

函館の気品ある塩ラーメン文化を体現する店として、「あじさい 本店」はまさに必食。

透明なスープが静かに語る港町・函館の物語と、職人の魂をぜひ五感で味わってみてください。

幕末の記憶が蘇る、星型要塞「五稜郭」へ

「あじさい 本店」から道路を挟んだ向かい側に、かの有名な五稜郭があります。

星形のユニークな形状をしたこの城郭は、江戸時代末期に江戸幕府が築いた日本初の西洋式要塞で、国内唯一の五稜形。

もともとは蝦夷地の防衛と統治の拠点として設計されました。

歴史的に有名なのは、戊辰戦争の最終決戦「箱館戦争」の舞台となったこと。

「新撰組・鬼の副長」土方歳三ら旧幕府軍が籠もり、最期の死闘を繰り広げた場所としても知られています。


園内は静かで緑が美しく、タワーからの眺めも圧巻。

星型の全景を見下ろすと、まるで時間が止まったかのような感覚になります。

函館の歴史とロマンに触れられる、心に残る名所でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました