古い街並みが好きです。
時代の異なる空間が、僕を現代の悩みから逃避させてくれるから。
「どこか行ったことのない古い街並みはないかな~」と検索。
そうしたら見つけました。
岐阜県高山市。
そういえば岐阜県自体行ったことがなかった。
しかも高山市はラーメンが有名。
調べてみたら「まさごそば」という店が老舗だとか。
よし、行ってみよう!!!
まさごそばのアクセスと店構え
JR高山駅から徒歩約8〜9分。
高山市の「古い町並み」エリアから少し脇道へ入った場所に佇む、1938年創業の「まさごそば」。
風情ある木造看板と暖簾が揺れるその佇まいは、一歩足を踏み入れる前から歴史を感じさせてくれます。
開店前に行列ができることも多いという人気ぶりですが、訪問時はほんの少し並ぶ程度で入店できました。
店外に漂う魚介ダシの香りが、待ち時間をより楽しいものにしてくれます。

まさごそばの一杯レポートメニューは潔く「中華そば」一本勝負
・麺量は「小」(50 g/400円)・「並」(100g/800円)・「大」(150g/1,200円)といたってシンプル。
・メニュー表は壁貼り、口頭オーダーで現金払いのみ対応 。

スープの印象
寸胴に醤油ダレを最初から加え込む、高山ラーメンならではの製法なのだとか 。
一口ごとに魚介(鰹節)と鶏・豚・野菜のうま味が、じわ~っと体の中に染み渡ります。
色は濃いめでも塩角はなく、深い甘みとコクが印象的。
飲み干したくなる後味です。

麺・具のバランス
・麺は細め縮れの中細麺で、コシと滑りの良さがスープとの相性抜群。
・トッピングは王道スタイル。チャーシュー1枚、メンマ数本、白ネギ。シンプルながら奥深さがあります。
高山ラーメンの特徴まとめ
高山ご当地ラーメンは以下の特徴が魅力:
| 特徴 | 内容 |
| 製法 | スープと醤油ダレを寸胴で一体化して煮込むことで深みが増す |
| ダシの味わい | 鶏ガラ・魚介・野菜ベースで、和風醤油スープ。節の風味が豊か |
| 麺 | 細めの縮れ麺で喉ごし&コシのバランス良し |
| 具材 | チャーシュー・メンマ・白ネギとミニマルながら完成度◎ |
後記
まさごそばは「高山ラーメンの原点」を体現する一杯。
その潔いまでのシンプルさが、逆に素材と製法の良さを際立たせています。
観光地の賑やかさとは対照的に、どこか凛とした落ち着きを感じる小さな店内で、歴史に浸りながら味わえました。
お店情報
・住所:岐阜県高山市有楽町31‑3
・営業時間:11:00–15:50(L.O.15:30)/水曜定休
・支払方法:現金のみ
・駐車場:あり(3台、少々場所が分かりにくい)
高山観光に訪れた際は是非、超ローカル&本格派の「まさごそば」で、ご当地ラーメンの原点に触れてみてください。
次の一杯に、きっと新たな発見があるはずです。
高山の古い街並み
高山市の中心部に広がる「古い街並み(さんまち通り)」は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような風情ある景観が広がる人気観光スポット。
黒塗りの格子戸や出格子の町家が軒を連ね、造り酒屋や老舗の和菓子店、工芸品の店などが並びます。

ゆっくりと歩けば、飛騨の職人技が息づく工芸や地元食材を使ったグルメに出会え、川沿いの風景や酒蔵の香りにも癒されるひととき。
朝市や季節の祭りもあり、訪れるたびに新しい魅力を発見できます。

歴史と暮らしが調和したこの街並みは、写真映えはもちろん、心落ち着く散策にぴったりの場所です。


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